↓2019/4/15 今日から復帰するならとりあえずやること
以前PSO2をプレイしていた事があるものの,さまざまな理由で「現在は休止中」、「引退した」という人も多いだろう。
あるいはモンハンコラボのイベントによって今は「復帰中」「少し戻ってみた」方もいるだろう。
2017年7月にはじまったエピソード5では初の上級クラス「ヒーロー」が実装されたが,その直後にPSO2から離脱したプレイヤーが非常に多かった。
現在は運営は上級クラスではなく複合クラスといった立ち位置で考えているようだが,ヒーローは機動力と攻撃力、攻撃範囲と攻撃速度などが突出していたため,その万能さが仇となって,既存の通常クラスを愛するアークスからEPISODE5に対する苦情の声の嵐となったのだ。
しかし,あれから1年以上が経ち,開発陣の度重なるバランス調整でPSO2の環境は大きく変わった。
そこでEP5実装時からの変化を踏まえつつ,最近の装備事情やクエストの立ち回りなどを紹介したいと思う。
「昔の装備しかないから……」「今のトレンドが分からないから……」と,復帰に足踏みしている“かつてのアークス”の助けとなれば幸いだ。
バランス調整による変化
前述のとおり,EP5から登場した複合クラス「ヒーロー」は、実装当時性能が突出していた。
EP5移行時に既存職を弱体化したのも相まって、通常クラスを使い続けたいプレイヤーの不満が爆発した。
それを解消するべく,開発陣は継続的に大規模なバランス調整を実施。現在までに通常クラスの通常攻撃やPA、ステップ、スキルツリーなどが大幅に強化されており,ヒーローと同等,もしくはそれ以上の火力や移動速度を出すことが可能になった。また,一部の移動PAは移動距離が伸びたりPP消費が減るなど挙動が変更になり,機動力も向上している。
バランス調整はすべての通常クラスに施されており,その内容は多岐にわたっている。詳細は下記の特設ページで確認してほしい。
通常クラスには新スキルも多数追加されており、クラスレベルが80に達すると「ハイレベルボーナス○○」(○○はクラス名)が習得可能になり,最大5%のダメージボーナスが得られる。また,レベル85ではスキルポイントを消費することなく,クラス専用スキルの習得が可能になった。
【レベル85で習得可能なクラス専用スキル】
■ハンター
ウォーアトラクト:ウォークライの効果が強化され,ジェルンの効果が追加される。
■ファイター
リミットブレイクインシュランス:LB(リミットブレイク)中に戦闘不能となるダメージを受けても,LBが解除されるだけでHPが1残る。効果が適用されるたびに,発動時のリキャスト時間が延長される。
■バウンサー
ドッジオートフィールド:ミラージュステップで回避時,習得したフィールドが自動発動する。スキルのリキャストは発生しない。
■レンジャー
EXトラップ:すべてのツール系スキルの発生速度や爆発範囲などの効果が強化される。
■ガンナー
アナザーSロールアーツモード:スタイリッシュロールアーツの威力が上昇し,攻撃が範囲攻撃に変化する。
■ブレイバー
ブレイバーコンビネーション:カタナギア解放中,バレットボウに切り替えるとクリティカル率が上昇し,カタナギア解放状態を維持する。
■フォース
フォトンフレアロッドSC:フォトンフレア発動から20秒間,ロッドのテクニックチャージ時間が短縮される。
■テクター
パーティーアシスト:自身が使用するシフタやデバンドがフィールド内のパーティーメンバー全員に有効になる。
■サモナー
アルターエゴハーモニー:アルターエゴ発動中,ペットを出している間はペットが受けたダメージしか受けつけない。
8月29日のアップデートでは,さらに2つの共通スキルが追加された。
レベル20以上で習得可能な「ファーストアーツJAアディション」は,最初の通常攻撃やPAがジャストアタック扱いになるスキル。PA前の初撃に通常攻撃を挟む必要がなくなった。ヒーローの「ファーストブラッド」の立ち位置だ。
また,「ネクストジャンプ」がレベル40以上で習得可能に。クラスや武器種を問わず,二段ジャンプが可能になり,通常クラスの機動力を高めてくれる。
通常クラスのバランス調整を実施(10/10~)
ハンター
ソードにおいて、ジャストガード時の反射ダメージ威力を上方修正。
ソードのフォトンアーツ「サクリファイスバイト」「サクリファイスバイト零式」の威力上昇効果の削除にともない、ソードの通常攻撃、各フォトンアーツの威力が修正前の効果適用中以上になるよう上方修正。
ソードの通常攻撃において、威力を上方修正。
ソードのフォトンアーツにおいて、下記の調整。
ソードPA「サクリファイスバイト」
武器を持ち替えても効果が切れないよう仕様変更
PAヒット時に「PP回復」、さらに一定時間「自動PP回復量アップ効果」付与
ガンナー、レンジャー
クラススキル「ダイブロールシュート」
ランチャーとツインマシンガンのダイブロールシュート中、ジャンプでキャンセルできるよう仕様変更。
ガンナーのクラススキル「ゼロレンジアドバンス2」
最大スキルレベルを10から5に緩和。
ブレイバー
バレットボウPA「マスターシュート」「ペネトレイトアロウ」「バニッシュアロウ」
射撃時に方向キーを入力していると移動を伴って攻撃するように仕様変更。
クラススキル「コンバットエスケープ」「カタナギアブースト」「バレッドボウチャージ」
最大スキルレベルを5から1に緩和。両立ツリーなどが作りやすく。
クラススキル「ラピッドシュート」、バレットボウ「神撃ライコウ」
ブレイバーのクラススキル「ラピッドシュート」のリキャスト時間を110秒に上方修正。
「神撃ライコウ」の潜在能力「迅射填矢」Lv3の効果適用時に合わせたものに調整。
「神撃ライコウ」の潜在能力の効果を、ラピッドシュート時のダメージ量増加効果に変更。潜在能力名を「迅射填矢」から「葬嵐連弾」へ変更。
クラススキル「スナッチステップ」
威力を上方修正し、PP回復効果を追加。
フォース
クラススキル「エレメントコンバージョン」
同属性変換率をレベル1~5全てで50%になるように上方修正。
他属性変換率をレベル5の時に45%になるように上方修正。
※これに伴い、「エターナルサイコドライブ」と「S4:摂理洗練」が調整前と最終ダメージが同じになるように下方修正。
バウンサー
デュアルブレードPA「ディストラクトウィング」
突進中に旋回可能に変更。
ジェットブーツPA「グランウェイヴ」
発生中に旋回を可能にし、JAタイミングを早める調整を実施
ジェットブーツの調整
ステップ中に派生アクションを行なうと通常攻撃派生がでるよう変更
通常攻撃派生中に移動を可能にし、JA受付時間を延長
武器アクションの3段すべてのタイミングで移動を可能に変更
サモナー
クラススキル「アルターエゴハーモニー」
アルターエゴ使用中のプレイヤーが無敵だったものが強すぎたので下方修正。
無敵→スーパーアーマー(ダメージ有り、のけぞらない)状態に仕様変更。
これに伴い、アルターエゴ使用中はペットは被ダメージが20%カットされ、
さらにプレイヤーは被ダメージが80%カットされ、状態異常とスタンにならなくなり、ペットから伝わる被ダメージを60%カットする仕様を追加。
装備の事情やクエストの戦い方
復帰する際,気になるのが装備やクエストの最新事情。PSO2ではアップデートによって,高性能の武器やユニットが追加で実装されていくため,「以前の装備では力不足かも……」といった不安を感じるかもしれない。
PSO2を休止したタイミングによって,プレイヤーが所持している装備は異なるはずだが,「EPISODE4」まで進めていて★13武器や★12ユニットを所持している状態で止まっているのであれば、ユニットをすぐに更新する必要はそこまでないだろう。
ただ,最近では★14武器の入手難度が大幅に緩和されているので,ぜひ入手を狙ってみよう。
★14武器の入手
現在の最大レアリティである★14武器には,クエスト報酬やエネミーからのドロップによって入手できるものと,★13武器のアップグレードをすることで入手できるものがある。ものにもよるが前者より後者のほうが運に頼る必要性が低いため入手難度が低い。
アトラシリーズ
アップグレードで入手できる★14武器のうち,アトラシリーズの素材は、特定条件を満たすとアカウントに1個配布される「時還石クロノス」を除き、マイショップで購入が可能となっているため、メセタさえあれば財力にものを言わせ容易に入手できる。また,クラフト系の素材を消費すれば,ほかの武器種への変更も可能。
時還石クロノスはアトラシリーズの素材となるバルシリーズ武器を+35まで強化することによって獲得できる称号の報酬だ。
【「紋章」を集めてレアリティ★14武器と交換】
レアリティ★14武器の一部は,「覇者の紋章」や「王者の紋章」との交換が可能だ。ただし,ドロップした武器とは異なり,最大強化値が+30となっている。
なお,8月29日のアップデートによって,覇者の紋章はクエスト報酬やキャンペーンでの入手できなくなった。その代わり,新たに追加された王者の紋章1個につき,覇者の紋章2個と変換することが可能だ。
【覇者の紋章と交換可能なレアリティ★14武器】
- アカツキ(ソード)
- クヴェレスカーレット(ダブルセイバー)
- カザミノタチ(カタナ)
- ユピテルトゥルス(デュアルブレード)
- スプレッドニードル(アサルトライフル)
- クヴェレウィンディア(ツインマシンガン)
- エターナルサイコドライブ(ロッド)
- ラヴィス=カノン(ウォンド)
- リュクロス・スタッフ(タクト)
一方,王者の紋章は特定の緊急クエストやクライアントオーダーをクリアすることで入手可能だ。王者の紋章を効率よく集められるキャンペーンが定期的に実施されるので,「PSO2」公式サイトをチェックしておこう。
【王者の紋章と交換可能なレアリティ★14武器】
- デモニアセイバー(ソード)
- デモニアブラスター(ツインマシンガン)
- デモニアフェザー(タリス)
- ジルドギローラ(パルチザン)
- ギア・エクスペリエンス(ナックル)
- デュアルバード(ツインマシンガン)
- ギレスヴァイエン(ジェットブーツ)
ドロップを狙うなら「フリーフィールドXH」「アルティメットクエスト」や緊急クエスト
最近配信されている難度XHのクエストではほとんど全てのクエストで★14武器の入手が出来るようになっている。
ブーストが開催されていたり、その週のアップデートで旬なクエストに、周りのアークスと一緒に参加しよう。
★12ユニットの入手
上記と同様にほとんどの難度XHのクエストで入手可能。
流行りのボードシリーズは幻惑の森XHでゲット出来る。
10/10のアップデートで「ステップジャンプ」、「エアリバーサル」「ステップJAコンボ」「JリバーサルJAコンボ」のリングがスキル化し、全クラスのスキルツリーに実装されたため、★11ユニット「オフゼシリーズ」や「サイキシリーズ」などでも操作しやすくなっているものの、★12ユニットの性能がかなり上がってきているためできれば更新したい。特に耐久面で★11ユニットより強いものが増えた。
装備に付与する「特殊能力」(OP)は,復帰直後であればあまり気にしなくていい。ただ,2017年12月のアップデート以降,「S級特殊能力」という強力なOPが追加された。
S級特殊能力はS1からS4までの4タイプに分かれており,それぞれに対応するスロットを持つ武器に1つずつ付与できる。
なお,通常の特殊能力と枠を共有しており,付与の方法も変わらない。プレイに慣れてきたら,S級特殊能力にも挑戦してみよう。
新規緊急クエストの戦い方
従来とは少し異なる進行条件やギミックが用意されているものがある。スムーズに参加できるように,クエストの流れを簡潔に紹介しよう。
●魔神城戦:不尽の狂気
クエストのクリア条件は魔神城の撃破,または制限時間の経過やクエスト失敗。アークス達の拠点である「破界塔(バスタータワー)」がすべて破壊されると,クエストは失敗となる。
広大な長方形マップの北側に魔神城,南側に4本の破界塔(バスタータワー)が建っている。基本ルールは既存のバスタークエストと同じく,「ディフェンス」「バスター」「アタック」の3種類のフェイズがあり,それぞれ目標が異なるというものだ。
序盤は迫りくる魔物種やダーカーを迎え撃ち,破界塔を守ろう。一定数のエネミーを倒すと,城壁の前に破界鎚(バスターパイル)が出現するので,こちらもタワーと同様に破壊されないように。
無事に破界鎚を守り切ると,ようやく魔神城を攻撃するフェイズとなる。ここで城壁を破壊するには一定数の破界鎚が必要だが,エネミーに破壊されるなどで不足していると,再び破界塔の防衛を繰り返すことになる。
魔神城の城壁を全て破壊後,魔神城本体のコアに一定のダメージを与えると,最後のディフェンスフェイズへ。ここで激しい敵の攻撃をしのぎ切ると,いよいよ最終アタックフェイズに突入する。魔神城の左右にある階段を上り,両腕を撃破すれば頭部への攻撃が可能になるので,完全撃破を狙おう。
●壊城に舞う紅き邪竜/崩城に甦る黒衣の邪竜
旧クエント城跡へと続く橋を突破し,奥に潜む邪竜を倒すことが目的となるクエスト。序盤の橋には分岐がなく,次々に現れる魔物種やダーカーを撃破しながら進む。城跡に到着すると,レイドボスである邪竜との戦いに突入する。邪竜は弱点を攻撃しないとダメージを与えにくいため,戦闘中に出現するラコニウムソードを使用し,弱点を発生させる(弱点化)必要がある。邪竜の弱点はラコニウムソードによる攻撃を青く光る部位に当てることで発生する。このとき,通常攻撃ではかなり時間がかかってしまうので,チャージ攻撃を当てるようにしよう。
●異界に紡がれし知の化身
クエストのクリア条件は,オメガファルス・ルーサーの撃破。「現れる偽りの覇者【敗者】」とほぼ同じ流れなので,同クエストをプレイしたことがあれば悩むことはないだろう。
オメガファルス・ルーサー戦では左右の腕を破壊後,腹にある時計を狙うというのがセオリー。ただ,時計を壊さなくても高速攻撃をしてこないため,火力が高いパーティーメンバーが揃っていれば,時計を狙わなくてもいい。
なお,時計の蓋を開けるにはミラージュでなく,ポイズン状態にする必要がある。破壊を狙う場合には,相手をポイズン状態にするテクニックや武器,またはレンジャーのポイズントラップが便利だ。
●地底を染めし女王の悪夢
オメガファルス・アプレンティスの撃破が目的となるクエスト。防衛戦とは異なり,異世界オメガを舞台とした新しいクエストになっている。
序盤は戦車のような「自走式高出力フォトン粒子砲」を守りながら,最深部を目指していく。フォトン粒子砲は攻撃を受けたり,移動したりするとマナを消費し,これが尽きると破壊されてしまう(クエストは失敗)。そのため,道中では襲ってくるエネミーの撃破が重要だ。
マナはフィールドに落ちているマナ結晶を拾ったり,大きな魔晶石を破壊したりすることで回復できる。攻撃に集中しすぎると,マナゲージの減少を見落としやすいので注意しよう。最深部に到着すると,オメガファルス・アプレンティスとの戦いに突入する。
オメガファルス・アプレンティス戦では,強制的にダークブラスト「ルーサーフォーム」に変身して空中戦を繰り広げることに。ダークブラストの育成状態にかかわらず,全スキルが使用可能なので,相手の弱点である肩や羽を破壊し,最後は腹部にある弱点を狙おう。ここで一定のダメージを与えると,通常の姿に戻って地上戦に移行する。
最終フェイズでは腕や胴などに現れるコアを攻撃するだけだ。とくに難しいことはなく,最後まで集中して攻撃を叩き込もう。
さて,ここまでに紹介してきた情報は「復帰への不安を取り除くためのもの」であって,「何が何でも頭に叩き込むべきもの」というわけではない。実際のところ,久しぶりにログインしていくつかのクエストに参加してみれば,徐々に過去の記憶が蘇ってくるだろう。そう,必要以上に怖がることはないのだ。
そして,分からないことが出てきたら,かつての仲間や新たな友人に聞いてみればいい。それこそがオンラインゲームの醍醐味なのだから。
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